暗躍する大国-イラン-

ここ数日で、シリア情勢を巡る攻防が一段と激しさを増しています。地上戦は相変わらずですが、反体制派への武器援助を巡る意見の対立も表面化しています。アメリカが今になって化学兵器使用による「RedLine」を持ち出して、反体制派への武器の供与に動き出しました。昨日はキャメロン首相とプーチン大統領との会談がありましたが、物別れに終わったようです。アメリカの武器援助。きな臭いなあ。ヒズボラがクサイルを陥落して、アレッポにまで触手を伸ばし始めた。ヨルダンにもアメリカの海兵隊やら戦闘機やらパトリオットやら・・・飛行禁止区域の設定なんて話も出始めてるし、イスラエルが怪しい、裏で糸引いてる気がする。という陰謀論的な話をできるほど僕は中東の情報通ではないので、イランに関する記事を今回は紹介します。

イラン大統領選挙、保守穏健派とされているロウハニ氏が過半数を獲得して大統領に選ばれました。今後のイランの動きは気になりますが、シリアとの関係性はどうなるのだろうか。

http://edition.cnn.com/2013/06/16/opinion/iran-rouhani-syria-rafizadeh/index.html?eref=edition&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=cnni

CNNが報じています。直近の外交政策としてロウハニ氏が処理しなければいけない事項は混迷を極めるシリア情勢です。中道派という言葉の響きは積極的にシリアの内戦に関与しているイランのイメージからは程遠く感じる。エジプトのモルシ大統領がアサドに絶縁状を突きつけたのとはまた違った形でアサドと距離を置くのではないかと期待はされるが・・・そうはならないだろうと思われます。ロウハニ氏はシリアでの自らの役割を深く言明していません。ただし、シリアとの地政学的な位置関係を考えたとき、やはりアサドを見捨てることは決して得策ではないと判断しているでしょう。またイランの最高権力者はハメネイ氏です。彼の意向を無視した発言や言動はイランではご法度です。ハメネイ氏はアサド政権を支持しています。イスラエルやアメリカや反体制派をテロリスト扱いしています。シーア派の系統に属するアラウィ派が政権を下りれば、次に誕生するのはスンニ派政権という危機感もあるでしょう。結局、変化は見られないという結論ですが、ただまだ誕生したばかりの新政権、何が起こるか分からない。

もう一つ、イランの話題を。これは巷?世間?シリアが好きな一部の方かなあ、でも結構、騒がれているので、記事を目にした方も多いかと思います。イギリスの新聞、「The Independent」からの引用です。

http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/iran-to-send-4000-troops-to-aid-president-assad-forces-in-syria-8660358.html

タイトルは「Iran to send 4,000 troops to aid President Assad forces in Syria」です。イラン、完全なアサド寄りじゃん!って記事です。詳しく見ていきたいと思います。

この革命防衛隊の派遣が決定されたのは、選挙前になる。イランが敵視するアメリカが中東での失策を繰り返しながらも、シリアで勃発した内戦により、アメリカは周辺国を取り込もうとしている。反アサドを掲げる中東諸国は数多い。アメリカもその勢いに便乗するかのように、各国に働きかけをしている。特にヨルダンにはアドバイザーと称する海兵隊や諜報機関が3000人近く配置され、シリア南部に飛行禁止気区域を設けようと計画している。イランが危機感を覚えるのも無理はない。イランと同盟を組むのはレバノンのヒズボラとイラクのシーア派部隊である。そして渦中の人物としてアサドがいる。地政学的な意味合いからもアサドを支える必要がイランにはある。

先日、アメリカが反体制派への武器支援を約束した。ロシアは反対している。シリアのタルトゥースの軍港がスンニ派の影響下に置かれることを怖れていることもあるが、スンニ派を多数抱える共和国を持つロシアはアサドがスンニ派の軍門に降るのを懸念している。僅かな亀裂から生じた宗派間闘争が結果次第ではロシア国内に飛び火しかねない可能性がある。

その他にもアフガニスタンやらイスラエルやらハマス云々書かれていましたが、タイトルを意図した内容の文章は一部でした。一つ気になったのが、ヒズボラが近々シリアから全面撤退するようです。それに際して、イランがより深くシリアでの影響力を増幅させる意図があるらしいです。ということですが、もう・・・頭が混乱するわー。こういうの、マジで苦手。でも日本にいる限り、こういうの!を拾い集めるしかないんだよなあ。