バニアスでの虐殺-追加-

先日、バニアスでの虐殺を取り上げました。宗派間の争いが激化している中で、ある映像が数日前に動画サイトに投稿されました。カニバリズム。そう呼んでいいのか分かりませんが、ホムス県のレバノンとの国境の町、クサイルでFSAの指揮官が政府軍の遺体から心臓と肝臓をほじくり出して、口にしました。実際に食したのかは定かではありませんが、単なるパフォーマンスにしては常軌を逸している行為であると、反体制派側からも批判の声が上がっています。

指揮官の名前はアブ・サッカル(ハリード・アル=ハマド)。彼が所属していた部隊がシリアの反体制派の主力であるファルーク旅団。しかし、去年の10月に除隊し、別の組織を彼自身が立ち上げた。オマル・アル=ファルーク旅団。彼の部隊は宗派間抗争が入り乱れるクサイルを拠点に戦果を上げた。レバノンとの国境沿いの町クサイルは武器の中継地としても反体制派として手放せない地域。政府側にとっても地中海に繋がるこのルートはアラウィ派の支持基盤を固める重要な砦になり、レバノンのヒズボラはシーア派の村々が点在するため、反体制派の進撃は食い止める必要がある。アブ・サッカルは宗派間抗争に積極的に関与しているとされる。映像からも彼のアラウィ派への憎悪が読み取れ、彼自身、レバノンのシーア派の村に迫撃砲を撃ち込んでいる。今回の映像から反体制派側である自由シリア軍、反体制派国民連合はすぐさま非難声明を出した。しかし、人肉を食らうほどの憎悪とはどのようなものなのだろうか。

以上は余談になります。ただ、実際に映像を見ると、反吐が出ます。僕は体制派側には批判的です。だからといって、反体制派側に肩入れしているわけでもありません。両者共々、人権を無視した行動をしているのは事実ですし、その責任を擦り付け合うのもどうかと思っています。それで、バニアスの虐殺についての記事がNYTimesに出たので、少し補足します。

証言者が語ることで、バニアスの虐殺の様子も見えてきた。生後数ヶ月の赤ん坊に火を放つ。妊婦の腹から胎児を抉り出す。数人の子供と大人が血の海の中を折り重なるように倒れている。政府軍や民兵は民家を次から次へと捜索し、殺戮を繰り返した。ある男性はコンクリートブロックで死ぬまで頭部を殴られた。政府軍が引き上げた後、村人が外の様子をうかがうと、無数の遺体が路上に散乱していた。遺体はブルドーザーで集められ、身元確認もされることなく埋葬された。虐殺が起きた村の一つ、バイダでは決して大きな衝突はなかった。革命当初は平和的デモを繰り広げていたが、何度か政府軍に痛めつけられるうちに沈黙を守るようになった。この周辺はアラウィ派、スンニ派、キリスト教徒と宗教、宗派が入り乱れている。彼らは互いに「宗派間の火種を起こさないよう」気を使っていたのだろう。しかし、5月2日に起きた政府軍と自由シリア軍の衝突が虐殺を引き起こした。

虐殺が起きた村の住人は「もうアラウィ派の人間は歓迎しない。彼らがシリアに住むことは許されない」と怒りを滲ませた。今回の虐殺の主導者が政府軍、シャッビーハ、一部武装したアラウィ派の一般市民であり、決して全てのアラウィ派の人間がこれほど残虐な行為を許容しているわけではない。しかし、宗派間の亀裂は修復不可能なレベルに達している。その亀裂は残虐性を帯びて、シリア全域に拡大している。

ということです。記事を読み通した後に書き記したので読みにくいかもしれないです。構成も何も考えず、ただ闇雲に文章を綴っていると、結構な確率で「です、ます」調と「である」調が混合したりします。どちらかに統一するのがベストなんだろうけど。申し訳ないです。詳しい記事に関しては参考サイトを見てください。よろしくお願いします。

参考サイト

http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/05/13/most_disgusting_atrocity_syrian_civil_war_rebel_eat_heart?page=0,1

http://www.thenational.ae/news/world/middle-east/syria-rebels-vow-to-punish-atrocities-after-video-outrage#ixzz2TOCNFYWH

http://www.nytimes.com/2013/05/15/world/middleeast/grisly-killings-in-syrian-towns-dim-hopes-for-peace-talks.html?pagewanted=1&_r=0&ref=world