牢獄の中で奪われる命

こちらの動画が多くのメディアで取り上げられています。

https://www.youtube.com/watch?v=7cfBmRW3isc

昨日、17日のことです。アレッポ東部の町Qaterji近郊でアサド政権、もしくはロシア軍の戦闘機が空爆を行いました。崩壊した建物から救出された一般市民の中には子供も多数含まれていました。最初に救出された男の子はOmran Daqneesh、5歳です。何が起きたのか分からない様子で一人椅子に腰かけています。その後、さらに二人の子供が救助されます。合計、4人の子供と男性2人、女性1人が負傷しました。

Omranは市内にある病院に搬送され、治療を受けました。この日、イドリブでも空爆があり、17人が殺害され、30人以上が負傷しています。こうした映像は毎日のように伝えられます。その中の一つが外の世界からの関心を呼び起こしましたが、1週間も経てば、風化しちゃいます。シリアの惨状を伝えた記録は風化速度が一瞬です。なぜなら、一般市民を巻き込んだ戦争に終わりが見えないからです。

http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/syria-civil-war-the-picture-which-shows-the-suffering-of-the-children-of-aleppo-a7196571.html

こうした戦闘の影で誰にも知られることなく命を落としていく人々がいます。以前から度々報告されていました。このブログでも取り上げたことがあります。でも改めて、BBCからの最新の記事を紹介できたらと思います。

http://www.bbc.com/news/world-middle-east-37113748

国際人権団体アムネスティからの報告です。と今まさに記事を訳そうかと思ったら、既に翻訳してありました。概要だけの説明かなあと読んでみたのですが、完訳だと思います。こちらです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160818-37115133-bbc-int

シリア内戦による犠牲者は様々です。戦闘だけでも、空爆、焼夷弾、化学兵器、迫撃砲、戦車、スナイパー、あらゆる殺傷兵器が使用されています。兵糧攻めもあります。最近ではアレッポに30万人の市民がアサド政権によって外部と遮断されました。その他の場所、特にアサド政権の支配力が強いダマスカス近郊はいくつもの地区が包囲されています。そして、今回の記事のように拘束されている人々です。

反体制派地域での犠牲者が圧倒的に多いですが、アサド政権、クルド人、イスラム国の支配地域でも、犠牲者が出ています。シリアの取材を通して、改めて戦争とは何かを考えさせられます。