飢えに苦しむ人々ーさらなる追加ー

http://www.middleeasteye.net/news/people-still-dying-starvation-besieged-syrian-town-despite-aid-delivery-1283601589

マダーヤではこの5日間でさらに5人の餓死者が出ました。国境なき医師団が支援する医療班からの報告では、12月から少なくとも35人が飢えにより亡くなりました。国際社会がマダーヤの惨状を非難するに及び、ロシアの国連副常駐代表Vladimir Safronkovは我々はヌスラ戦線のような過激な連中が住民を人間の盾として利用していることを懸念していると述べました。

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/syria/12100633/More-than-a-million-Syrians-under-siege-at-risk-of-starvation.html

包囲されている町はマダーヤだけではありません。数字の信憑性には疑問符が付きますが、シリア全土で100万人以上が飢えの恐怖にさらされています。”the use of food as a weapon of war is a war crime” 国連のパン・ギムン事務総長が明言しています。戦争犯罪。しかし、一向に兵糧攻めは止みません。包囲されている52の地域のうち49がアサド政権とそれに与するヒズボラなどの武装勢力によってなされています。残り3つのうち、2つが反体制派、1つがイスラム国になります。560人がこれまで飢餓により、または汚染された食料、毒素がある食物などを摂取して亡くなっています。

マダーヤには今週に入り、救援物資が2度に渡り運ばれましたが、十分ではありません。住民によれば、運ばれた物資ではせいぜい2週間が限度のようです。なにより戦争犯罪だとされている包囲網が未だに解かれていません。

ダマスカスから目と鼻の先にあるマーダミーヤ地区では昨夜、活動家からの報告により、先月から包囲網が厳重になり、6人が餓死しました。「住民はオリーブや雑草で飢えを凌いでいます。寒さはプラスチックや古着を燃やして暖を取っています」。

包囲網が戦争犯罪だと明言した国連ですが、事態が深刻化するまで放置したことにシリアで活動するNGOや医療関係者から批難の声が上がっています。アサド政権の許可なくして実行可能な権限が国連安保理決議で採択されたにもかかわらず、状態が深刻化している今でもアサド政権の許可なくしては、救援物資を搬入できないことに関係者は苛立っています。

包囲されている地域が集中しているのがダマスカスです。国連の食料施設から車で数十分あれば行けるような町でも食料不足が深刻化しています。グータ地域、ドゥーマがそうです。

兵糧攻めは政権側と反体制派側の停戦合意を踏まえて、国連を介して一時的に解かれます。これが常態化すれば、兵糧攻めが効果的な手段として用いられます。つまり国際社会の譲歩を引き出すために、効果的に住民を飢餓に陥らせる作戦です。包囲することが戦争犯罪にもかかわらず、包囲している側が優位な立場に置かれる。それには多くの批判が集まっています。

デ・ミストラ国連特使は世界の力はジュネーブでの会議後にすぐさま行動を起こすように後押しできるでしょうと述べています。しかし、マダーヤの住民は絶望しています。「ほんの僅かな食料の搬入ではシリアでの何十万人という飢えている住民を救えないでしょう。マダーヤだって、またすぐに飢餓状態に陥ることでしょう」。