写真と共に綴られる激戦地-ドゥーマ-追加-

2月7日、シリア人権監視団が発表したシリアでの死者数は210060人。210000人を超えました。民衆蜂起から内戦に突入して4年近くが経過しようとしています。

http://www.investing.com/news/world-news/syria-death-toll-now-exceeds-210,000:-rights-group-327039

反体制派勢力が35827人、アサド政府軍が45385人、外国人武装勢力(ダーイッシュ、ヌスラ戦線など)が24989人、ヒズボラ640人を含めたシーア派武装勢力が3000人、子供が10664人、女性が6783人、計126648人。その他、85000人以上の死者を計上すると、211648人。シーア派と身元不明人がざっくりとしているので、より正確な数字として少なくとも210060人とシリア人権監視団は見積もっているのでしょう。

シリア人権監視団の数字は決して信用できるものではありません。ただ正確な死者数をカウントできる機関は存在しません。国連も匙を投げている状態です。現地の活動家からの報告や配信される映像を分析しても、ヌスラ戦線、イスラム国などは組織自体が外部との接触を嫌います。アサド政府軍も正式な死者数を公表していません。

以前にブログでダマスカス郊外のドゥーマについて取り上げました。 http://t-sakuragi.com/?p=1753#more-1753 ドゥーマの現状を伝える数少ない写真家Abd Doumany。AFPから彼の新しいレポートが配信されました。

http://blogs.afp.com/correspondent/?post/douma-strikes#.VNhwhNH9nIV

AM8:30、私は空爆と共に目を覚ました。一発、さらに二発、三発と空爆は続いた。それは日が暮れるまで止まなかった。対象は学校、モスク、病院さえも標的にされた。今回の空爆は前日の反体制派勢力のダマスカスへのミサイル攻撃の報復によるものだった。私は簡易型の医療施設に向かった。想像を絶するほどの悲惨な状況がそこには広がっていた。

至る所に血液が散乱し、子供や女性が泣き叫んでいた。負傷者の半数が女性だった。私は自分の理念に基づき、彼らの写真を撮影することはなく、被害の現場を見るべく、高い建物に上った。私はドゥーマで暮らして、数多くの空爆を経験した。しかし、今回ほど凄惨な攻撃はなかった。私が自らカウントした空爆は35回だった。シリア人権監視団によれば、18人の子供を含む、82人が死亡した。

私はドゥーマでの惨状を記録してきた。しかし、見えない場所では想像を絶する恐怖が広がっている。手足や頭部を失った負傷者や遺体。それらは私の頭から離れようとはしなかった。私も過去にスナイパーに足を撃たれた。その経験から私は負傷者に焦点を当てた撮影をしてきた。

私は他の紛争地を取材した経験がない。私は自国民が苦しんでいる様子を撮影することは義務だと感じている。なぜなら、私の国であり、私の国民だからである。一人一人にドラマがある。私は負傷者に語りかけ、彼らの話に耳を傾ける。そのことで彼らの気持ちが多少和らぐこともあるが、話すこともできない人々が大半である。単純に話す時間もなく死を迎えるから。