危機的状況が続くヤルムーク地区

http://www.theguardian.com/world/2014/apr/19/syria-besieged-refugees-yarmouk-starvation?CMP=twt_gu

いまだ18000人が暮らしているとされるヤルムーク地区で食糧危機が再び訪れようとしている。日曜日には食料が底を尽くと予測されている。10日間、食料がヤルムーク地区に運ばれた形跡はない。政府軍による包囲網は相変わらず厳重である。

UN Relief and Works Agency (UNRWA)によれば、一日に700のフードパケットが必要とされている。1パケットで5~8名の食料が詰め込まれている。しかし、ここ最近になって、食料の搬入が停滞している。1月に一度は食料の搬入を許したアサド政権は再び兵糧攻めに乗り出している。

アサド政権はヤルムーク地区からの反体制派の完全な撤退を要求しているが、反体制派はその提案を拒絶している。住民は双方の板挟みの中で食糧が滞り、道端の草や家畜を屠殺して飢えを凌いでいる。包囲網が厳重であるため、住民は逃れる術を持たない。餓死か、食料の搬入を待つだけである。

「化学兵器により何百人という人命が奪われたとき、安保理は強硬な態度で臨むこともできたはずだ。何千人という人命が栄養失調により餓死に追いやられるかもしれないという事態に安保理は同様の強硬策を打ち出す可能性について我々は期待するしかない」。 UNRWAの広報官ChrisGunnessはこう述べている。

https://www.facebook.com/photo.php?v=725574037486159

http://stream.aljazeera.com/story/201402042201-0023445

そんなヤルムーク地区で演奏を続けている人がいます。演奏者はAyham Ahmad(26)。殺伐とした町に明るさをもたらしています。思わず口元が緩むような動画ですが、現場は壮絶です。だからこそ、音楽に重みがあるのでしょう。

これまでヤルムーク地区やダマスカス郊外、その他の県についてニュースを読み解いてきましたが、結局、実際に僕が足を運べる場所なんてどこにもないんだなあと思うと情けなくなります。