イラクとシャームのイスラーム国

http://www.dailystar.com.lb/News/Middle-East/2014/Jan-06/243232-islamic-front-issues-strong-warning-to-isis.ashx#axzz2pbhXUviS

アレッポではISISのメンバーが医師を殺害したことから、衝突に発展しました。Islamic Front(IF)は医師を殺害した実行犯を引き渡し、裁判にかけるようにISISに求めたところ、どうやらISIS側が拒絶して、殺し合いが始まりました。さらにイドリブ県、ラッカ県、ハマー県にも戦火が広がりました。 イドリブ県ではトルコの国境付近の町ダナとアトメからISISが撤退し、代わりにヌスラ戦線とAhrar al-ShamがIFと共に現地を支配下に置いています。活動家によれば、撤退する際に戦闘はなく、彼らは重火器を全て運び出し、アレッポに進軍しているそうです。一部ISISのシリア国籍の戦闘員がヌスラ戦線に鞍替えしたとも報じられています。http://www.nytimes.com/2014/01/07/world/middleeast/rebel-infighting-expands-to-eastern-Syrian-city.html?ref=world&_r=0

ラッカの戦況が詳しく報じられていました。ISISの大半がラッカ市内から撤退をしました。中東の専門家によれば、ラッカでの後退はISISにとって大きな痛手になるだろうと分析しています。シリアの戦局を大きく左右するヌスラ戦線はISIS排除の動きに出ています。Ahrar al-Sham(IFの構成員?)も同様です。 両組織の活躍により、50名の活動家や戦闘員が解放され、閉鎖されていた2つの教会もヌスラ戦線の手に渡りました。活動家のAbu Mayaによれば、この教会は修復され、クリスチャンによって再度運営されるだろうとのことです。ISISの独自の解釈に基づいたイスラム国家の建設は頓挫しました。

ISISからの離反者が他の反体制派組織に加わることはウェルカムだとAhrar al-Shamの戦闘員の一人は述べています。 ラッカでの戦闘での死者は4日間で少なくとも100名、さらに数が増えるだろうと予想されます。戦闘はまだまだシリア各地で続いています。ISISの抵抗もさることながら、アサド政権によるダマスカスでの兵糧攻めや樽爆弾を使用した空爆で内戦が終息する兆しは一向に見えません。そういえば、今月の22日からスイスで和平会議が開催されるんですね。話し合いで銃声が止むことなんてあり得ないですが、せめて人権を無視した悪逆非道なアサド政権の大罪が多少でも緩和されることを望みます。