Human Rights Watchによる調査結果

http://www.hrw.org/news/2013/09/10/syria-government-likely-culprit-chemical-attack

HRWは政府軍が化学兵器を使用したと断定しています。

http://www.hrw.org/node/118725/

こちらから詳細なレポートをダウンロードできます。

化学兵器が使用された地域は2ヶ所。東グータと西グータ。東グータ地域はザマルカ地区とアインテルマ地区、西グータ地域はマードミーヤ地区。使われた兵器の残骸を調査したところ、これらの兵器は政府側しか所持していないことが判明しました。東グータには330ミリロケット弾、西グータでは旧ソ連製140ミリロケット弾。弾頭の先が筒状になっており、化学兵器(サリン、VXガス)を搭載できるように設計されている。

一方で、HRWのスタッフが現地に足を運べるような状況ではなく、化学兵器が使用された物的証拠を採集することは困難である。しかし、現地から送られてくるビデオの検証、医師によって提供された被害者の症状や被害者本人、活動家からの声を拾うことで、調査に加わった専門家も含めてHRWは政府側の使用であると判断した。

化学兵器が使用されたことは揺るぎない事実であり、軍事介入に積極的な国々はアサド政権側の犯行であることを明言しています。今後の化学兵器の取り扱いについてアサド政権が譲歩の姿勢を示し、その議題が安保理で討議される。それが軍事介入の賛否に影響を与えてはいけないと思います。なぜ軍事介入が行われるか。「RedLine」を超えたからです。化学兵器で多くの一般市民が殺害されたからです。そのための軍事介入案です。複雑な事情もありますが、このままやり過ごせば、まさに悲劇から生まれた喜劇です。各々の国々に台本でも用意されているのだろうか。