掲載誌-サンデー毎日-

現在発売中の「サンデー毎日」の巻頭グラビアにシリアの記事と写真を掲載しています。

えーと、これだけじゃツイッターと変わらないので、何か付け加えたいのですが、記事に書いてある殉教したファラズダックについて。イドリブ県のブズガルという小さな村が彼の故郷です。3日間、彼の家に滞在したことがあります。葬儀にも参列しました。その際、彼の父親から「息子のことを書いてくれ」と言われました。

フリーランスにとって必要なことは3つあると思います。一つ目が取材費稼ぎ。僕の場合は取材は常に赤字なので、それを補填するためにトラックのドライバーをしています。金がなければ始まらないですから。二つ目が取材。僕は一から取材ルートを構築します。シリアに入国する手段から現地での滞在先から取材目的の達成まで。毎回、成功するわけではありません。三つ目が発表です。ブログやツイッターで取材報告するのが一番手っ取り早いのですが、実績には繋がりませんし、やはり取材された側への礼儀、責任、配慮からどこかのメディアで広く伝えることが重要だと考えます。

発表は一番体力を使います。なぜならうまくいかないことが大半だからです。売り込んでも売り込んでも落とされます。なので今回のシリアの取材も発表できるか不安でした。特に「息子のことを書いてくれ」と言われたときは、思わず目を伏せちゃいました。なので今回、彼、ファラズダックのことを記事にできたのは、本当に良かったです。では、また掲載誌が決まれば、お伝えできればと思います。

シリアの今後-イスラム国の動向-

日本のメディアでも大きく取り上げられているイラク情勢。ISIS(islamic state of iraq and al-sham)がイラクで猛威を振るい、次々と主要都市を政府軍から奪還しているという報告。僕はシリアが専門です。イラクに関してはさほど注目していませんでした。ただし、シリアを追い続けていれば、イスラム国の話題は避けて通れません。

今回の取材で僕がイドリブ県を経由して、アレッポまで足を運べたのはイスラム国の影響力がこれらの地域から排除されたからです。アレッポに向かう途中に通過する町の大半が元イスラム国の支配地域であり、従軍していたジェイシュ・アル=ムジャヒディーン(JM)が「ここで俺たちはイスラム国と激しい戦闘をした。何人も仲間が殺されたし、何人もやつらを殺した」と説明していました。 続きを読む

シリアでの取材

長らく更新していませんでした。理由はアクセス制限がかけられており、帰国するまで解除ができなかったからです。現地から日記形式で書き綴る予定だったんですが。

今回、トルコからシリアへと入国しました。詳しい入国ルートに関してはここでは説明を省きます。正規であれば、紹介できるのですが、今回は少し違ったルートを使ったので。 シリアには1ヶ月滞在していました。あんなことやこんなこと、いっぱいありました。お世話になったのはジェイシュ・アル=ムジャヒディーンという反体制派組織です。詳しくはこちらに掲載されています。 続きを読む