CNNから-Forget Ukraine, Syria is now the world’s biggest threat-

ウクライナの情勢を目で追うこともしていないのですが、日本の新聞を読めば、それなりに情報が入ってきます。シリアと異なり、日本のメディアもウクライナ入りして、今後の選挙やらロシア、欧米の動向などを細かく報じています。そんな中で、ガーディアンや他紙で編集委員を務めるSimon TisdallがCNNにこんな記事を寄稿していました。詳しく見ていきます。

http://edition.cnn.com/2014/04/03/opinion/syria-refugees-tisdall/index.html?hpt=imi_t3

クリミア半島のロシア併合は国際社会の関心事を釘づけにしている。新たな冷戦の始まりか。メディアだけでなく、政治家も外交官もウクライナの情勢に目を奪われている。シリアすら蚊帳の外に置かれている状況は非常に大きな過ちを犯している。シリアで起きてる大惨事は世界の秩序への脅威として認識されなければいけない。 続きを読む

混迷するシリア情勢

数日前にシリアとの国境に近い町、ハタイ県に属するレイハンリで車爆弾が炸裂しました。市内の市民ホールと郵便局前で2度の爆発。死者は46名、負傷者は100名を越えます。僕は去年の11月、レイハンリからシリアのイドリブ県に入国しました。国境は鉄条網で覆われていますが、完全なザルです。検問に向かうと、トルコ兵が「ここは閉鎖中だから、入国は出来ない」と僕とフィクサーに告げました。「ただ、あそこからなら入れるけどな・・・」と指差した方向には鉄条網が捻じ曲げられて、ポッカリと穴が空いている。当時はそんな感じでした。ただ今回のテロを受けて、現在はレイハンリから容易くシリアに入国できるかは不明です。レイハンリ自体、シリアのような雰囲気です。イドリブやアレッポから逃れてきた難民、これから聖戦に向かう自由シリア軍、彼らを後方支援する医師や商人、そして彼らを快く思わない現地人。テロの実行犯が誰なのか、容易な判断は下せません。今のシリア、周辺諸国を巻き込み、様々な思惑が国家から個人に至るまで蠢いています。ちなみに、レイハンリに行きたい!ここからシリア入りしたい!そんな無謀な方のために、安価な交通手段を書き記します。イスタンブールから長距離バスでアンタキヤまで向かう。アンタキヤからミニバスでレイハンリ。以上です。

CNNが分かり易くシリアの情勢を説明していました。タイトルは「5 reasons Syria’s war suddenly looks more dangerous」と題された記事です。冒頭部分でシリアの状況をソマリアに例えています。ソマリアと言えば、「無政府国家」の代名詞のような存在。そのソマリアを押し退けて、今のシリアは「無政府国家」の頂点に君臨しています。 続きを読む